180822_アメリカ大陸を2/3くらい横断する鉄道に乗った(その3)
Akkoです。
ぶっつづけで(その3)に参ります。
今日は、↓の②と③の間で、ユタ州~コロラド州にかけて移動しています。
なお、4,5泊目は私の都合で友人宅に泊めてもらっているので、本当に横断だけしたい方は、シカゴからおうちに飛んで戻っていただくと、5泊も要らず、3泊4日で2/3は横断できます。
もっと頑張りたい人は、シカゴから更にアムトラック長距離路線に乗ってNY、さらにワシントンDCまで帰るという手段もあります。ただ、シカゴ~NY~ワシントンDCのアムトラックは利用者が多いからか結構なお値段をします。頑張る人は頑張ってください。私はいいや。。。。なお、この日見た感じでは、シカゴ~バッファロー(ナイアガラの滝のおひざ元)まで、最も安くて$80(イス席、22時発~翌朝9時着)でした。これくらいならいけるか。
おはようございます。朝です。寝ぼけたままとりあえずカメラ持って撮りました。
そのあと少し寝て、コーヒーを貰いにいくと、共用スペースにクッキーを置いてくれていました。今日は、いろいろな都合で朝ごはんはパンとコーヒーくらいしか無いから、と言われたので、カロリー高いしめんどくさいので今日はコーヒーとクッキーで朝ごはん終了。
この風景を見ながらのモーニングコーヒーもなかなか。
列車の外の風景は、早くもビッグサンダーマウンテン。
ゼファーには、↓こういう風に席を並べた展望車が1両だけ連結されており、ここは寝台車の人も、座席のみの人も利用は自由です。ですので、やっすい座席で53時間頑張る体力がある若者の皆さまにおかれましては、座席で安く鉄道乗って、大半の時間をここで過ごすというのも、アリです。
昨日までの乾いた大地とは少し違って、一時的に緑があらわれる。
沢山の線路、いいよね。
そしてだんだん、周囲の岩が普通じゃなくなってくる。
アメリカ名物・貨物列車その2
遠くの風景が!
すごい。だんだん、岩の質感が変わってきます。
朝8時頃には通過しているはずだった、グリーンリバーという駅の近く。ちなみにグリーンリバーという割に、川はこんなもん(失礼)で、大河があるとか、たくさん川があるとか、そういう感じではありませんでした。周囲の乾きようを見るに、これでも十分「グリーンリバー!」と主張したくなる感じなのは、わからんでもない。
アメリカ名物(以下略
ちなみにこのあたりは、日本でも結構有名は「アーチーズ国立公園」の近くでもあります。まあ確かに、あの岩の感じならアーチーズになるよね、という納得感があります。
渡米にあたって調子に乗ってiPad買ったので遊んでみました(落書き)
自然の造形ってすごい。自分じゃつくれない。
そしてこんな場所での生活は、本当に想像つかない。これならeコマースが流行るのもうなづける。日本みたいに、近所にモノは売ってない。口コミを頼りに商品を選んで、近所の人の分とまとめてドカっと配送してほしいよね。そうだよね。と思う。
今は通販できるようになったけど、昔はどうしていたのだろうか。。。
だんだんと、人の気配がしてきて、
本当なら10時頃に到着しているはずだった、グランドジャンクション駅。コロラド州に入りました。
同じように西から東に向かってゼファーに乗った人のブログでは、ほとんどみなさん、この「グランドジャンクション以降の風景がスバラシイ」と言っていました。
ぴかぴかメタルなゼファー。背が高い。
列車は、グランドジャンクションを12時30分頃出発。ここで食料を積み込んだので、出発直後から、社内はランチタイムとなりました。今日の朝ごはんが軽食しかサーブできない(Limited supplyと言っていた)のは、きっと、鉄道が遅延して、どこかの駅で朝ごはん用の食材を積みこめなかったからなんだな、と思う。この「停車駅での食料調達」が、のちのち、別の問題を引き起こすことになる。
家の裏山がコレ。しんじられないよ。
もっと飽きると思って、iPadにKindle入れて、本をいくつもDLしてきたのですが。全然飽きないので本を読む時間を確保できず、逆に困りました。
今日の紹介はここまで、グレンウッドスプリングスに到着しました。ここでも、Flesh Air Stopということで私もホームに降りて駅を撮ったりしました。
ところで、この写真の、金髪のオニーチャンが、私の車両のアテンダント、Eric氏です。英語ちょっとだけしかできないわ、という私が乗ってきた時にはきっと「面倒だ・・・」と思ったはずなのですが。。優しいオニーチャンでした。
鉄道は2時間半の遅延をキープしながら、この旅のハイライトであるロッキー山脈越えに向かって進んでいきます。
180821_アメリカ大陸を2/3くらい横断する鉄道に乗った(その2)
昨日に続きましして、その2です。
ちなみに、下の図の中の数字は、1泊目、2泊目、、という意味なのですが、図中に凡例を入れ忘れた私は理系失格だと思います。
1日目の午後、数字の①→②の間くらいの事です。
昨日、トラッキー駅(標高1773m)まで紹介しました。
なんていうんですかね。日本だとどこにでも高い木が生えているのですが、アメリカではそうでもない所が多いんだなあ、という印象です。
大陸を横断中、川の水がどっちに流れているかは結構じっくり見ていました。
ぱっと聞くと「ええっ」て場所にあるんですけど。冷静に考えればそりゃそうなのですが。正解は後日。
鉄道の最後尾好きなんですが、私の客車からは遠すぎて、結局1回しか最後尾行けませんでした。
さて、アムトラックは、ネバダ州に入りました。結構大きな都市のはず、レノです。
レノで初めての「Fresh Air Stop」
Flesh Air Stopでは長時間(20分とか)停車して、乗りっぱなしの人も、外の空気を吸ったり、歩いたり、タバコ吸ったりします。それでフレッシュエアーストップ。超納得です。
さて、レノを出発したアムトラックは一路、東へ。ここから、今日の終わりまで、砂漠みたいな風景が続きます。
川のそばには緑があるものの、ちょっとはなれると、↓こうです。
たくましく、道路は延びる。ガソリン、水、多めに持ってないと怖くて走れないでしょこんな道路。。周囲は砂漠ですよ。。
荒野にガソリンスタンドとマクドナルド。ザ・アメリカって感じでしょうか。
荒野の送電線、好き。
木があるところは、水辺か、道路沿い。
アムトラックの駅は、改札などはありません。道路から駅に直通。アムトラックの乗車口でチケットを見せるのため、改札不要なのです。
荒野を走りながらの日没。西海岸の山火事のせいで大気はチリだらけ。本当はもっと差すような夕日なのかな、と思いながら見続ける。
うし。広大すぎて、いったいどこで誰が管理しているのか見当もつかない。
工場の影にネバダの夕日が沈み、この日の深夜3時か4時に、ソルトレイクシティでFlesh Air Stopとなるまで、列車は走りっぱなしです。
そして次の日起きると、なんと列車が2時間遅延しているではありませんか。
ということで、2日目に続きます。
180820_アメリカ大陸を2/3くらい横断する鉄道に乗った(その1)
予定では、その5くらいまで続きます。
以下の旅程で、アメリカ大陸の大きさを実感する旅に出ました。
アメリカと言えば国立公園!なのですが、有名な国立公園の多くは西海岸に近いほうにあります。滞在させてもらっている東海岸からは有名どころの国立公園まではかなり遠いので、なんとなーく、行きたいような、めんどくさいような、、、気がしていました。
そんなある日、大陸横断する鉄道があるよ、という噂を聞き、気になってちょっと調べてみたら興味が更に湧いてしまったのでかなり積極的に検討を開始し、結局実行に移しました。
真面目な話、今回に関しては、国立公園でただ旅行しているだけだとちょっと嫌で、せっかく滞在させてもらってるからには、この国の事をなるべく多く知って帰りたいという気持ちがありました。
DC住んだ、サンフランシスコ行った、ロス行った、NY行った。でも、アメリカの大半を占める「都市部以外」はどうなってるの? この鉄道の旅で、実感としていろいろなことがわかりました。
アメリカは、「アメリカ」じゃだめだ。アメリカ合衆国-United States of America -だな、というのが率直な感想です。通算4か月半をアメリカ合衆国で暮らしましたが、私はアメリカのことなんて、ほんのちょっとしか、知りませんでした。
ここから数回に分けて
アムトラックの長距離路線のうち屈指の絶景ルート、大陸横断鉄道こと『カリフォルニアゼファー号の旅 2泊3日』52時間の旅程を通して、アメリカの風景を記録します。
その1では、ルートのうち1日目の半分(乗車後6時間くらい)までを紹介します。写真が多いですので、通信料勿体ない人はここで一旦キャンセルしてもらって、のちほどWifi環境で見てください。
■ワシントンDC→サンフランシスコ■
(ルート) 赤線 ワシントンDC→ミネアポリス→サンフランシスコ
直行便だと出発時間が選びにくいうえ、運賃が高かったのでミネアポリス乗り換えにしました。乗り継ぎ時間50分しかない状態だったのに、出発便が20分遅延。どうなることかと思いましたが、ミネアポリスからの飛行機も30分遅延したので良かった(良かったのか?)
サンフランシスコでは空港野宿で朝を迎えました。何を言っているのかとお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、サンフランシスコで日没を過ぎてから市内に繰り出すのは、空港に野宿するよりもリスクが高いからです。それが知られているからなのか、市内のホテルが高いからなのか、空港野宿をしている人はたくさんいます。制限エリア内にも、非制限エリアにも。今回は私は到着便でSFO空港に着いているので、非制限エリアで夜明かし。近くに、24時間営業のカフェがあり、危なさそうな人がおらず、若者やカップルなどが多くいるエリアで6時間ほど仮眠。
■サンフランシスコ→Emeryville■
カリフォルニアゼファーは、サンフランシスコからは出発しておらず、湾の反対側、オークランドの近くのEmeryvilleという駅から出発します。通常、この鉄道に乗る人は、サンフランシスコ市内からEmeryvilleまでのコネクションバスを鉄道とともに予約するそうなのですが、私は忘れたので自力で。ここは、鉄道を使うのは辞めます。なぜなら、オークランドは治安が悪い。市内より悪い。と、聞いているため。お金はかかるが、安全をお金で買うアメリカでは仕方ない。Uberを呼んでEmeryvilleへ。これでようやく乗車地です。
■カリフォルニアゼファー号■
先頭の牽引車を撮り忘れてますが、牽引車のあとに、寝台車6両、食堂車1両、ラウンジカー1両、コーチ(座席)車両4両ほどが連結されていました。繁忙期にはもっと増えることもあるらしい。
これも「安全をお金で買った」寝台の個室。部屋の鍵もかけれます。2人でも使えるせまーい個室を、今回は1人で使います。2階の個室のほうが眺めがいいが、私は、全体の3割程度しかない1階を見事に引き当ててしまい、眺めが悪い。。。(もしかして値段なのか。。最安で予約したので。。)
■いよいよ発車!■
Emeryvilleからしばらく海沿いに北上
橋も多い
アメリカ名物、延々と終わらない貨物列車(貨物も、石油も)長さにして1kmは繋がってると思われる。
最初の駅
IT系トップ企業が多くある一方で、この錆び方大丈夫?みたいな凄い橋や建物があるのも驚く。
この鉄道では、6am-11amまではコーヒー飲み放題。水のペットボトルはいつでも取り放題。
山あいの街に近づく。なんかこの道路気に入った?
踏切。好き。
列車はシエラネバダ山脈へ。くねくね曲がりながら、ずっと登り勾配。
だいぶ高く上がってきました。
周囲の植生や岩石の様子もめまぐるしく変化します。
ドナー湖。リゾート地なのだそうです。樹木が多すぎて全景は捉えられず。
凄く湾曲した線路。ヘアピンカーブもありました。列車は長いので、たまに先頭が見えます。
トラッキー駅。トラッキーの標高は1773mとのことで、だいぶ上がってきました。ここから先はまた少し周囲の様子が変わるので、写真も山盛りですし、ここで一旦終わることとします。
ここでおおよそ、15時か、、16時か、という所です。
180816_西海岸からシカゴまで電車乗ってみました(予告)
タイトル通りですが、夏休み1を使って、きっとアメリカに滞在していなければそうしないであろうという休みの使い方をすべく、
AMTRAKの長距離寝台列車「カリフォルニアゼファー」に乗ってきましたので、土日くらいに詳細レポしようと思います。
端的に言うと、夏休み1の使い方としてはとても良い使い方をした、という感想です。訪問したことがある「都市」を見てアメリカを少し知った気になっていた私にとっては衝撃的な2泊3日でした。
加えて、鉄道はカリフォルニア州を出発し、イリノイ州シカゴまで、足掛け6州を走ります。こんなにたくさんの州を1回の旅で見るのはなかなか困難なので、費用対効果が抜群です。
アメリカのサービス体質も、改めてよく判りました。聞いたら答えてくれるけど、聞く前は教えてくれません。私はこれで、食事を2回、頂きそびれました。食事のすべてが高カロリーなうえ、鉄道乗りっぱなしで動いてないのでカロリー過剰摂取にならなくて助かるのですが、それとこれ(聞かなきゃ教えてくれない)は別です。
更に、52時間鉄道のはずが、2日目の朝起きたら2時間半遅延していて、それをほぼそのまま引きずってシカゴに到着しました。結果、53時間半くらい鉄道にのっていました。その後、シカゴからフライトを予約していたのですが、予約していたフライトには搭乗できず、1本次の飛行機に変更してもらって移動、、、
のはずが、予約していたユナイテッドからは「あなたのフライト遅延するよ」というメールが何度も届き、しかもすべて誤報で。オンタイムだったはずのフライトは、搭乗直前のタイミングで「機体メンテナンスするからやっぱ70分遅延で。他の機体調達するわ」となりました。結果、移動できたのは、当初予定の5時間半後でした。
いろいろと、アメリカのアメリカらしい部分を見られたショートトリップだったと思います。なかなか、自社の人でも、この旅をした人はあまりいないと思うので、これは帰国後にアメリカレポに紹介してもいいかなあと思っています。
写真付き紹介レポは後日。
180804_私の常食と自炊したこと
私は昨年度のアメリカ滞在中から、こればっかり食べています。良く言えばラップサンド。微妙な言い方すると「手巻きサラダ」
ラップサンドの皮買ってきて、これまた安いクリームチーズをそこそこたっぷり。クリームチーズ200g、$ 2以下で買えます。正確に言うと日本のスーパーで売ってる「塗るクリームチーズ」くらいの柔らかさのやつです。
そこに、ハム的なもの。ここではローストのターキーブレスト。ハムよりもさっぱりしていて、でもしっとりしていて美味。これはそんなに安くない。
そこに、こちらではよく売ってるベビーリーフの類をこれでもかと載せます。左は「ベビールッコラ」です。あまりにも気に入ったのに日本ではこの量のルッコラ$2では買えないですね。。右もベビーリーフミックスなのですが、これも$2くらいです。どちらも安いので遠慮なく。
必要に応じて塩コショウをして、冒頭の写真になるように無理やり巻き込んで食べます。たまに巻きすぎて食べながら崩れてきますが、まあ気にしない。
他の自炊も試みたいのですが、とりあえずこれ1個食べると結構おなかが持ってしまうので、まだ本格自炊はしていません。
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先週ちょっとだけ自炊をしました。
・キャベツと鶏のスープ(鶏ガラスープ最強)
・レモンチキン
・マッシュルームからあげ
ここでマッシュルームが旨い報告ですが、マッシュルームそのまんま、日本から持ってきた唐揚げ粉つけて揚げてみたらめちゃくちゃおいしかったです! うまみがしみだしてきます。この国には「うまみ」を味わうための食品が少ない気がしていて、ひさしぶりに味わった、いわゆる旨み。ちょっとおいしすぎてビール飲みました(いえ唐揚げなくても飲みますけど)
あと、キャベツと鶏のスープにもマッシュルーム入れたのですが、これもまたいいダシが出ました。シイタケは割と普通に売っていますが、マッシュルーム(茶色も白も)がやはり多いです。あと、傘の直系が10cmくらいのオバケキノコも売ってます。迫力ありすぎですが、キノコステーキ的に食べたらおいしそうです。作ったときにはまた紹介します。
次回の投稿はビールの類。
180728_約25%が経過しました
180718_アラートの類
海外にいるので、地域情報を得るために、外務省の「たびレジ」に登録しています。これに登録しておくと、旅行したりしている地域に発出された、気象関係以外のアラートがメールで届きます。
今回は、今週きたアラート2つと、昨年きたアラート(これはたびレジじゃなく本当にアメリカから発されたもの)を紹介します。日本で緊急地震速報が来たりするのと似ているのでしょうが、この国らしいのも流れてきてちょっと怖い今日このごろです。
ここ1週間でやってきた2つのアラート
①水道水汚染の可能性
地域の水道局にて、排水システムの不備により水道管の水圧が低下し、水道水に汚染が生じた可能性があります。という連絡がきました。水道水を料理、歯磨き洗顔、製氷などに使わないこと、ということでした。私はアパートを借りているのでいいのですが、ホテルに滞在している人は、こんなの知らずに普通に歯磨きなどしていた人が居るのでは。。。
②ロックダウン措置
初めて聞いたアラートです。近所にある大学付近で、銃を所持した不審者が発見されたとのことで、大学がロックダウン措置をとったとの通知がありました。ロックダウンとは?と思って調べたら、学校の近所に不審者が居た場合に学校構内から生徒を出さず、安全が確認されるまで待つということでした。アラートから数時間後、ロックダウン措置は解除されたとのことですが、不審者が確認・拘束された訳ではないので安全対策をとってください、とのメールが追ってありました。きっつー。銃持ってるかもしれない人が、うろついてるかもしれない。そんなアヤフヤな情報じゃ安全措置も何もないわ。。。付近には近づかないこと、、、とはいえ、その不審者が自分家の近くに移動している可能性は排除できないですし。。
つぎは去年見たアラートです
③アンバーアラート
小さな子どもを含む誘拐などの行方不明事件が発生した際、事件発生個所の近くに地域にある携帯電話すべてに「どこで誘拐事件発生」というアラートが届きます。これは、周囲に居る人間の目を使って不審者を見つけようという目的で発されているアラートだそうです。去年1度だけ目撃しましたが、このときの不審者は見つかったんだろうか。。。
という感じで、見たことないアラートが発されると、海外にいるなあという実感があります。危ないアラートを見逃して、身に危険が及ばないよう、これからも注意していきたいと思います。