180827_アメリカ大陸を2/3くらい横断する鉄道に乗った(その4)
Akkoです。
先週末、出張に出かけたのですが、そこまでの間にたまっていた疲労も含めて全てがこの週末に放出され、今日は一日引きこもっていました。本当はでかけるはずだったのですが、、当日取り消し。。まあ無茶しちゃだめですね。よく考えたら、この鉄道旅だってまだ2週間前の話ですからね。。
さて、鉄道旅はハイライトに差し掛かっています。今日も写真30枚くらいで紹介します。今日は、ゆっくりとコロラド州を走っています。グレンウッドスプリングス~デンバーです。
グレンウッドスプリングスを、予定通過時刻から2時間遅れて通過。
グレンウッドスプリングスは、ロッキー山脈への西側の入り口付近です。ここから一気にロッキーへ。
おだやかなコロラド川。ここからずーっと、コロラド川に沿って列車は走ります。進行方向の右に左にいい風景が現れるので、この区間は展望車にいるのがオススメだとおもいます。ですが、もはや席を離れない強者も結構います。
コメントを書くまでもなくステキな風景。
悟りを開いてそうな人いた。
壁。よくこんなところに線路通したな。。。
このあたりで山脈のピークはぬけていて、平原になってくる。このあたりは電波がなくて(オフライン地図ダウンロードしてくる作戦をしなかったので)ここがどこだか全然わからない。ここがどこだかわからない、というのがちょっと悔しい。
うま。今回は、放牧主の施設がちかくにみられました。
グランビー駅。
フレイザー・ウィンターパーク駅
フレイザーの駅を出発すると、しばらくして、全長10km、モファット・トンネルを走ります。
途中全然写真とってなかったんですが、この「モファット・トンネル」の途中に、アメリカ大陸、この路線の【分水嶺】があります。これが、1日目の記事で出題したクイズの回答です。デンバーより西側です。以外と西側ですよね。。現地の人はだから、この分水嶺よりも西側をアメリカ西部と思っていて、それより東が東部と思ってるようです。
モファット・トンネルを超えたあたりで本日の(ちゃんと予約できた)ディナー。優しい奥様と、これまた優しそうな旦那さんと息子くん、という3人家族と相席になり。この旅初めての「スモールトークをしながらのディナー」。ご家族が温泉帰りなこと、今年はホリデーが1週間しか取れなかったこと、シカゴから来ていること、奥様のおばあさんがアイルランド人なこと、などを話してくださいました。
優しいご家族だったからとても楽しい時間を過ごせました。息子くんはもうすぐ学校が始まるので、ホリデーが終わるのが憂鬱なんだそうだ。どこの国でも一緒の、夏休み明け間近の風景。
そんな楽しい食事の最中、ここは絶対に写真撮らねばというポイントがやってきたので、マナー的にどうなんだかわからないが、写真をガシガシ撮りました。
高台を走る線路(自分が今いる所)と、デンバーに向けて降りていく斜面にゆうゆうと延びる線路。素敵ー。
今日はたまたま、貨物列車が止まっているので、線路がどこにあるか見やすいですね。
そしてもうひとつの興奮が。この車窓から「デンバー」が見えます。見えるんです。見えたんです。。!! 写真には、写ってるかなあ、、、拡大できたら、じっくり見てみてください。右側の窓の、右から2/3くらいの所に、高層ビル群の白いシルエットが見えます。
いつもこんなに煙っているのかと聞いてみたら、今年は西海岸とユタの山火事で大気中にチリが多いとのこと。普段はもっとクリアな空だそうなので、普段はもっとはっきりとデンバーが見えるのだと思います。残念。
そういえば、西から天気が変わる日本に対して、たとえばワシントンでは雨雲は南西から北東に流れていきます。コロラド州のあたりは、ほぼ西からか、南南西あたりかしら。州の位置関係的に。
そうこうしている間に電車はデンバーの街に近づいてきました。ご家族との相席を離れ、展望車で都会の風景を見ながらちょっとの間、ひとりビールを飲みました。ここでハイネケンを選択してしまい、友人から(SNSにて)「なぜそこでアメリカのビールじゃないんだ!」とつっこまれました。
予定よりやはり2時間遅れてデンバーへ。
デンバーからはしばらく暗闇を走るということで、この日の晩はペルセウス流星群の観測を試みました。個室の電気を消し、カーテンより外側に顔を出し、目を真っ暗闇に慣らしつつ夜空を眺め、流れ星を3個発見したのち、寝落ちしました。
寝台列車で流れ星を観察しながら、心地よい線路の音を聞きながらの寝落ち。
この旅でも最高の瞬間でした。